Review
2014.7山本 恵 個展
(2014.7.20-8.2 12:00-17:00) Pastページ>>>>■展示を終えて
大阪のGalleryDen初めて個展をさせてもらってから、もう8年たちました。絵を一緒になって楽しんでくれる場所がある。それがとても心地よくて有り難い事でした。南山城に移って会場のつくりは大きく変わりましたが、やはりここはGalleryDenです。そのような安心感があったので、今回の展覧会に向けて作品の構想を練っているときも、絵を描いているときも、気負い無く素直に画面に向かえました。
また、今回の展覧会では過去の作品も少し加えて校正しました。それは自分のスタートした所がどんな所だったのか、自分の中心にあるものはどんな事だったのかを、今一度立ち止まって確かめるような機会にしようと考えたからです。南山城のゆったりした時間の中、訪れてくださった方々と作品を前にしてお話させていただき、僅かではありますが「やっぱりそうなんだ。」という確信が持てました。
形にすることは大変難しいものですが、それを求める事がとても楽しい。抽象的な言葉でしか表現できていませんが、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
■展示作品
2014.7佐々木 邦子 個展
(2014.7.20-8.2 12:00-17:00) Pastページ>>>>■展示を終えて
梅雨時であったのと、家の湿気がかなり高かった為に設置にはこれまでにない程苦労しました。作品にカビもでて驚きましたが、こうした事から学ぶことも大きかったです。展示の仕方は自由にさせていただいたので、ありがたかったです。手島さんのご家族やアーティスト達や、地元の方々とあたたかい交流ができた事も良い思い出になりました。
■展示作品
<Opening Ceremony>
植物をつかった紙づくり体験
日 時 : 7月20日(日)会 場 : AIR南山城村“青い家”
■オープニングイベントを振り返って
私は、撮影と見学で初日のワークショップを拝見させてもらいました。 紙を作る工程は、一つ一つの作業が理にかなっていて興味深いものでしたし、シンプルな素材の魅力も感じました。 参加者の皆さんが、丁寧に紙を漉いている様子を楽しく見せてもらっているうちに、次々と紙が出来上がっていきます。 当日はとても良い天気で、太陽の下でしっかりと乾き、板からはがされたばかりの紙がまた日に透けて、何とも清々しく美しく感じました。 木や植物のしなやかさ、柔らかさ、強さを、佐々木さんの作品と共に体感することが出来る大変良いワークショップだったと思います。
紙漉きのワークショップは、計20人程の方々にご参加いただきました。短い時間でしたが、自然に囲まれた環境で一人ひとりがそれぞれに実験的紙漉きの面白さを体験なさった様子でした。天気と段取りが悪く、計画していた程色々な事をしていただくことができなかったのは残念です。しかしこれをきっかけに、植物たちの命の営みにより深く関心を持ち、また創作の楽しみを広げていただけたらと思います。
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